十字道 製作裏話 1
十字道の制作関係の裏話などを少々書いてます。
順不同です。
本編を読み終わった後にお読みください。
華鐘陣三郎
むかしむかし、黒澤明監督が所ジョージさんを映画で起用した時に「ミネラルウォーターのようにどの場面にも合う役者」と評価したとかなんとか。
そんなわけで、やたらキャラが多いこの漫画の主人公もミネラルウォーターにしてみました。
おかげで「主人公の影が薄い」といった感想が多数でした。
歌菜意
この漫画はレギュラーとなる女性キャラ(キエリやソヨミなど)の出番が遅いので、序盤の「華」が足りない。 かといって女性キャラを増やしすぎると後で出て来るキャラとかぶってしまう。
というわけで「女っぽい男」を投入して穴埋めしました。
名前は適当に付けたんだったと思いますが、読者から「歌菜意は華鐘の家内ですね」と言われて、
納得しました。
鬼兄弟
むかしむかし描いていた『パンドラ』という西洋ファンタジー漫画の中にゴツイ兄弟がいて、 「傍若無人な兄は早死にして、真面目な弟は最後まで生き残る」という展開がありましたが、
この兄弟もそんな感じになりました。
第1話の扉絵
あそこに描かれてるキャラは、
華鐘、羅実由、節羅、キエリ、第一話の外道、ジンロウ、タザナ、マガイです。
一部のキャラはデザインが変わっております。
羅実由
最初は甲冑を着込んだデザインで行くつもりでしたが、出番が遅れている間に素顔で出て来ることになりました。
数少ない王道のキャラということで、特殊なデザインにしてみました。
羅実由の頭を描くたびに
クリスマスの帽子を思い出します。
帰絵李ミヨ
当初の予定では年相応のキャラで行くつもりでしたが、幼くなってしまいました。
おそらく
立花の姉御パワーに圧されて縮んだんだと思います。
ジンロウ
当初の予定では「巨漢ハゲ」でしたが、
そのデザインはキツネに取られたので「長髪ジジイ」となりました。
マガイ
「こんないつ出て来るか分からないキャラのデザインなんてしてられるか!」ということで、
第一話の扉では適当に描かれております。
山兜
羅実由が甲冑を着なくなってしまったので、余り物の甲冑から護衛用のキャラを作ってみたら、このキャラが出来上がりました。
名前に「山」をつけたのは、大きな兜であることと、「山」は人が3人立ってるような漢字であることから。
伊賀栗
“縦横無尽流”の五代目は、伊賀栗か地獄極楽丸。
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